市内よりお越しの日産プレサージュ。
当店では2回目の車検です。
今回はトルコン太郎によるATF圧送式交換も行います。
まずは消耗部品の点検及び車全体の点検診断。
ご覧の通り、スパークプラグがかなり状態が悪いですね。
電極はそれほど減っていませんが、交換した記録が5万キロ以上見当たらない、
そして、カーボンの量が多いので交換です。
右側が新品のスパークプラグ。
当たり前ですが綺麗ですね。
気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回は通常のスパークプラグではなく、長寿命タイプのスパークプラグを選択しました。
NGKの「イリジウムMAX」。
今まで着いていたスパークプラグより金額は3倍になりますが、
寿命は5倍。
しかも、
- 火花が飛びやすく着火性能に優れている
- 始動性・加速性・アイドリングの安定性の向上、さらに燃費も向上
と、いいコトづくめ。
なによりも、安定感が違います。
快適かつ安心なカーライフが過ごせます。
おそらく、次回のスパークプラグの交換よりも、車の交換のほうが早く来るでしょう。
13万kmオーバーですが、お客様もまだまだ乗るとのことでしたので、
今回は長寿命タイプを選択しました。
ただただ金額だけを下げるのであれば、安い通常プラグをつけるのがいいのかもしれません。
当店では、お客様の予算とカーライフに有ったベストな選択ができるように心掛けています。
続いて、今回の車検で交換することが決まっていた、ダイレクトコイル。
そして、このダイレクトコイルが電気を高電圧に変化させ、スパークプラグに点火に必要な電圧を送る役目です。
こんな感じで、
4本エンジンに装着されています。
交換することが決まっていたというのは、
年末にこのダイレクトコイルの1本が劣化による機能不良をおこし、
アイドリング不良となり、とても不安を感じてしまったとのこと。
平均寿命が約7年、7、8万km、且つ一本約1万前後する部品ですので、
定期的に交換をするような部品ではありません。
しかも見た目での劣化の診断はほぼ不可。
ほとんどの場合が、不調になったら交換というの多いのが実情です。
前回の修理時では予算の都合上1本のみの交換しか行わなかった為、
今回は残りの3本のダイレクトコイル、4本のスパークプラグの交換を予定していました。
いわゆる、
「予防整備」
ですね。
スパークプラグが劣化 → ダイレクトコイルへ負担増加 → ダイレクトコイルの寿命低下
ダイレクトコイルの劣化 → スパークプラグへ負担増加及びくすぶりの発生 → スパークプラグの寿命低下
どっちにして悪循環そのもの。
金額の高いダイレクトコイルを寿命を延ばすためにも定期的なスパークプラグの点検・交換をおすすめしています。
遠出が多いカーライフでは、遠方でのトラブルは極度の不安が襲います。
壊れてからの交換という考え方もアリだと思いますが、
本来、車検で求められていることはこの「予防整備」なのだと思います。
思ったより、文章が長くなってしまいましたので、
残りの整備&トルコン太郎によるATF圧送交換の話は、
自分でも予想外の後編へ書きたいと思います。
本日もブログにお越しくださりありがとうございました。