日産 プレサージュ 平成15年式 13万km 車検&ATF圧送式交換 【後編】

こんにちは!蛭田です!

本日嬉しいことがありました!

昼ごろに会社に一本の電話が・・・

受話器をとった事務所の人間から、

「とるこん何とかって、このお客様言ってるんだけど、何のことかわかる?」

まさかまさか・・・・・とドキドキしながら電話を変わると・・・・

「そちらでトルコン太郎は扱ってますか?」

きたーーーーーーーーーーーっ!!

まさかトルコン太郎の記事を2つしか載せていないのに、

それを見た方から連絡をいただくとは・・・・

何せ、人生で初めての経験だったので、嬉すぎて載せてしまいました。

 

さて、自分でも予想外の初の後編です。

前編はこちらからご覧ください。

市内よりお越しの日産 プレサージュ

前編で書けなかった残りの整備です。

まずはエアークリーナー、車検を安く済ませようとすると真っ先に削られる消耗部品ですね。

表面と裏面を比較すればどれだけ汚れているか一目瞭然。

(新品と比べるの忘れました)

汚れれば汚れるほどエンジンに吸い込む空気の量が減るのですが、

乗っていても不調の前兆を感じることが中々できないため、

車検での点検、そして清掃or交換が必要です。

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そして、次にエアコンフィルター。

おそくら新車から一回も交換してないのでは・・・・

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と、思わせるほどの汚れっぷり。

このフィルターを通った後の空気がエアコンの風として出てきてます。

ディーラーやしっかり点検する整備工場では、汚れ具合を確認すると思いますが、

点検しない整備工場のほうが多い気がします。

車のエアコンにフィルターが着いていること自体知らないお客様が多いですしね。

フィルターの現物をお見せせずに、

「汚れてますけど、どうしますか?」

だけですと、ほとんど

「まだ大丈夫でしょ?」

と、返事が返ってきます。(1回目の車検がそうでした)

その他にもブレーキパッドやバッテリーなど、

かなりの交換が必要な部品がありましたが、

お客様の予算の中でほとんどの作業を行うことができました。

車検代が安く済むことに越したことはないとは思いますが、

お預かりした以上は、しっかり点検、そしてご案内、ご説明。

その上でお客様の予算と相談して、内容を一緒に決めていくのがベストな方法だと考えています。

始めからやらない方向で話を進めてしまうなら整備士としての意味はない、と思います。
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それでは、トルコン太郎によるATFの圧送交換。

導入してからは、今までの当店では考えられないぐらいの頻度でATFの交換作業をしてます。

作業にも慣れ早くなってきましたが、やればやるほどATF交換は奥が深く、勉強の毎日です。

 

13万kmで一回も交換していないATF。

トルコン太郎を導入する前は、ATFの交換なんてリスクが高すぎて、

交換の「こ」の字も思い浮かばなかったでしょう。

 

さて、

13万kmで一回も交換していないATF。

交換効率の高いトルコン太郎でも、規定量の交換でどこまできれいに

できるかはやってみないとわかりません。

当店で使用しているATFは

アイシン精機製のAFWプラス。

008

ATメーカーが作っているAT用のオイル。

安心・安全・安定、間違いなしのオイルです。

今までの経験から15リットルも使えば行けるはず!!

と予想し、まずは7.5リットル行きます。

 

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一番手前の透明の筒が抜き取ったATFの廃油です。

ウゲッ・・・・真っ黒・・・・・・

透明度も本来の色である赤味も無し。

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一番奥の筒がこれから挿入される新油。

比べると全く違います。DSC02837 DSC02838

 

抜き取りと注入が終わり、クリーニングモード。

真ん中の筒のオイルが現在車に入っているオイルそのものです。

まだまだ汚れていますね。

クリーニングモードではATFを循環させ汚れを浮かせます。

浮かせた汚れは、真ん中のメッシュでキャッチ。

車には戻りません。

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写真ではわかりませんが、思ったより透明度が出ていたので、あと5リットルで行けるかなと。
DSC02840 DSC02841 で、結果が上の写真。

写真だと新油に比べるとまだちょっと黒さを感じますが、

実際に見るとかなり新油に近い状態です。

80~90%ぐらいでしょうか?

ほぼ入れ替わりました。

なんとか予算内におさまり一安心。

今回は4WDでしたので、一緒にデフオイルとトランスファーオイルも交換。

 

全てが終わり試乗をしましたが、整備する前に試乗したときと同じ車とは思えないほどの変わりぶり。

まるで新車!とまでは言いませんが、

加速時のモッサリ感もなくなり、快適そのものです!

車によっては、フィーリングがあまり変わらないものもあり、

ここまで変化があると整備士としては嬉しいかぎりです。

きっとこれからもバリバリ走ってくれるでしょう。

 

ATFの交換は、

「交換した」

ことが重要なのではなく、

「綺麗になった」

ことが重要です。

今度そのあたりを詳しく説明したいと思います。

今回も長文となってしまいました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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