スズキ アルトラパン ターボ 平成14年式 ATF交換 圧送式交換

こんにちは!蛭田です!

暑くなったり、寒くなったりと、

気温変化が激しい日々が続いておりますが、

皆様、体調管理はいかがでしょうか?

自分は・・・なんだかチョッピリだるい毎日を送っております・・・

ビシッ

っとした気分爽快な日々を送りたいものです・・・

あぁ!あの頃に戻りたい!!

やっぱり年のせry・・・・・

これを見ている先輩諸兄に怒られますね(笑

 

さて、先日、夕方一人で残業をしていると、

ピヨピヨとなんだか騒がしい鳴き声が・・・・

なんだろうと思って外へ出ると、

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ツバメの子供がたくさん電線に!!↑

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横断幕の上にも↑

こんなとこで、なにしてるのかなー、

ぼーーーーー、眺めていたら、

どうやら、「飛ぶ」練習をしていたみたいです。

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空を見つめるツバメの姿に勇姿を感じつつ↑

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寄り添う姿に癒されつつ↑

事務所に戻って現実の世界へ(笑

最終的におそらく8羽はいました。

いつまでもこんな自然が身近にある三浦市であって欲しいですね。

 

さて!

今回本題のスズキ ラパンのATF交換のお話です。

スズキ アルトラパン ターボ HE21S 15万Km

川崎市よりお越しいただきました!

中古での購入時にはすでに14万Kmだったそうです。

ATF交換の履歴は全く不明。

現在、症状として、パーキングからドライブへシフトチェンジ後、

走り出すまでにタイムラグがかなりあり、

一呼吸入れてからでないとギヤがかみ合わない感じで、

走り出さないとのことです。

一呼吸後、ギヤが入った瞬間にガツンと変速ショックと

共に繋がって走り出すのかな?

と、予想していたのですが、そうでもなく、

「少しずつギヤが噛み合っていく感じ。」

だそうです。

うーーん。難しい症状ですね(汗)

というより、あんまり見かけない症状です。

時折、入庫してくる車でそのような感じの走り方をする車もありますが、

それを直そうとするお客様は少なく、

むしろ症状に気付いていない方のが多いです。

今回の場合、ATF交換することで、

症状はおそらく改善するだろうとは思うのですが、

どのぐらい改善するかはやってみないとわかりません。

「むしろ悪化する?」

その可能性は否定はできませんが、

おそらく

ないでしょう。

 

まずは試乗とコンタミチェック。

お客様が仰っていた症状は、試乗では思ったより感じられず。

コンタミチャックも問題なし。

今回はATのオイルパンにオイル漏れ(にじみ)があり↓

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せっかくなので、ということで、

オイルパンの清掃のご用命も一緒にいただきました。

 

まずはオイルを可能な限り抜くのですが・・・

このタイプのATはオイルパンにドレインがありません!

穴一個なんだからつけておいてくれてもいいと思うんですけどね。

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トルコン太郎ちゃんでズイズイと抜いていきます↑

 

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新油と抜いたオイルを比較しようと思って写真をとったら・・・・

タイミングが外れて、抜いたオイルの筒にほとんどオイルが写ってない・・・・

 

で、ATについているドレインからも抜いて・・・

(このドレインからは通常1リットルぐらいしか抜けません)

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オイルパンを外していきます↑

 

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磁石には

ヘドロ状の鉄粉やスラッジが大量に↑

 

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オイルパン内部もかなり汚れています↑

少しでもオイルを垂らし続け、

AT内のオイルを抜きたいので、

先にオイルストレーナーを外しておきます↓

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これが外したオイルストレーナー↑

 

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鉄粉タップリです↑

金属メッシュなので洗浄して使えなくもないかも知れませんが、

鉄粉を100%とりきることは不可能ですし、

1500円程の部品ですので、

オイルパン脱着時には交換をおすすめします。

たかだか1500円とは思いませんが、

1500円で故障率が軽減できるなら安いと思います。

新品はこんな感じ↓029

 

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比べると汚れぐあいは歴然↑

続いて、丁寧にオイルパンを清掃していきます。

スズキは基本は液状ガスケットなので、

まずはガスケット除去から。

 

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これが一番時間がかかる作業だったりします↑

 

最初はベラベラ剥がれて、鼻歌気分~♪

なのですが、最後のほうは細かいところが取れず、

イライラし無言に(笑

ただ、ここを手を抜くと、

必ず作業終了後にオイル漏れが発生します。

発生した場合は、再びATFを抜いて、

オイルパン脱着し、

ガスケット除去し、

新油を注入とかなりのロスとなり、

絶対に避けなければいけないパターン。

 

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こんな感じで徹底的に磨いたら↑

 

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磁石を綺麗にし、定位置に戻して↑

ひとまず置いておきます。

 

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次は、AT側のオイルパンとの接続面の清掃↑

垂れてくるオイルと格闘しながら綺麗にしていきます。

ガスケットのほとんどは、オイルパンにくっついてくるため、

AT側は接続面を整えるだけです。

 

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新しいオイルストレーナーを装着↑

 

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オイルパンにガスケットを慎重に塗っていきます↑

使用しているガスケットは、安心のワコーズ商品

液状シリコーンガスケット↓056

これ、オイルパンのガスケットだけに限らず、

ものすごい万能コーキング剤なのですが、

その話はまたの機会に。

是非、一家に一本(笑

 

ガスケットに垂れてくるオイルが付着しないように

ATにオイルパンを装着↓

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均等に締め付けていきます↓

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DIYでオイルパンを脱着する方は中々いないと思いますが、

締め付ける順番には気を付けましょう。

マジで漏れてきます。

 

今回は午後からの入庫でしたので、

ガスケットの乾燥に余裕をとって、

1泊2日のスケジュールとなりました。

なので、今回の記事も2回に分けてご紹介したいと思います。

 

スズキ車のATFの圧送交換ですが、

今回の記事で2つ目のご紹介ですが、

実はご紹介後、ご好評をいただき、かなりの台数を施工しております。

中々紹介できなくて、申し訳ないのですが、

最新のワゴンRやスティングレーを除く、

ほとんどのスズキ車のATFの圧送交換が可能です。

是非、一度ご相談ください。

次回、後編でアルトラパンのATFの圧送式交換を施工します。