ダイハツ ムーブ L150S ATF圧送式交換 ブログからご来店

こんにちは!蛭田です!

本日は、横浜よりATFの圧送式交換にご来店くださいました!

先日の初めてトルコン太郎についてお電話でお問い合わせをいただいたお客様です。

 

「朝一番に伺います。」

と、ご予約をいただいておりましたが、

まさかの開店前にお越しいただき・・・・

お待たせさせてしまいました・・・・

申し訳ございませんでした。

 

 

さて、本日ご入庫のお車は、

平成16年式 ダイハツ ムーブ L150Sのターボ車です。

距離はなんと16万km!!

他県からこちらにいらしたそうで、足代わりに最近ご購入されたとのこと。

 

 

ATFの交換歴は不明。

ネットでトルコン太郎を追い求めて当店のブログまで辿り着いていただいたそうです。

まだまだ、記事の数も質も恥ずかしいレベルですが、嬉しい限りです。

まずは、オートマの現状を知るために試乗します。

ここでATに異常な症状が出ている場合は、

ATFを交換しても改善がみられないことが多いため、

ある意味緊張の瞬間です。

 

 

加速や変速、フィーリングにも問題なしでした。

そしてコンタミチェック↓

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目立った鉄粉も無し、これなら問題なく交換可能です。

予想よりもATFも汚れてません。

赤味も残ってます。

では早速、ATのオイルパンから脱着を・・・・・

 

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んん?

 

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よく見るとオイルパンが液状ガスケットでクッツイテいる・・・・↑

この手のオイルパンは専用のガスケットで装着されているはずなんですが、

どこかのお店でオイルパンの脱着を行い、お金をかけないためにガスケット代をケチったのかもしれませんね。

液状ガスケット使っても漏れなきゃ問題ないのですが、予想外の展開。

何がって、これをすべて取り除いて綺麗にしないとガスケットつけて再装着できないんですよ・・・

って、泣き言いっても始まらないので除去開始↓

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ベラベラベラ~~と剥がれてくれれば苦労ないんですが、

びっちりこびり付いてるものなので、

スクレーパーでガリガリ行きます!

 

 

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んで、更にきれいにするためにオイルストーンで更に研磨↑

今回のお客様は待ちの作業でしたので、ゆっくりはできません!

そりゃそりゃそりゃ!

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もちろん、磁石もこんな状態でしたので、綺麗に鉄粉除去↓

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ハイ、綺麗なりました・・・・↓
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事前に車検証のFAXをいただき、部品の用意や作業の手順等を確認しておきましたが、

液状ガスケットの件は、現車で確認しないとわかりません。

 

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続いて、オイルストレーナーの交換↑

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新品と比べて↑013

そこそこ汚れていますが、16万km無交換ではなさそうですね。

部品的には4000円ちょっとのものです。

オイルパンを外したら是非交換することおススメします。

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続いて、ラジエーター内のオイルラインの清掃↑

この型の車にはATオイルクーラーは着いていません。

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新しいストレーナーを着けて↑
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先ほど綺麗にしたオイルパンに新品のガスケットをつけて元に戻します。

 

そして、ここでお待ちかねのトルコン太郎に装着!!

 

 

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と、いきたいところですが、その前に抜いた分のATFを足します↑
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で、やっと、トルコン太郎とドッキングです↑

ここまで約1時間30分。

オイルパンのガスケット除去が余計でしたね。

今回は、お客様のご希望でまずは、

AT内をAT製造会社である、アイシン精機製のATF、

AFW+ (トヨタ 純正ATFと同等油)でプレ洗浄↓

 

063まずは規定量で圧送式交換。

一回目↓

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クリーニングモード。

汚れを浮かしてキャッチしてます↓042 043

予想通り、思ったより汚れていません。

このままプレ洗浄を終えてもいいですが、

完璧に交換してほしいとのご要望でしたので、

2回目突入!!!↓

044 045 046ほとんど新油に入れ替わっています。

で、2回目のクリーニングモード↓047 050 052角度や照明度合いによって、透明度がかなり違って見える為、

パターンを変えてとってみました。

3番目の写真でお分かりいただけると思いますが、

ほとんど入れ替わってます。

ここで今回の本命の、

ワコーズ ATF ハイパーS↓

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合計3回目の圧送式交換↓

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90%は入れ替わっていると予想されます。

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一番奥の筒が注入前の新油、ペットボトルが初めのコンタミチェックで抜いたオイル、手前の筒が現在車に挿入されているオイル↑

交換前のオイルと比べると、どれだけ綺麗になったかわかります。

ディーラーや量販店でATFの交換をされた方はたくさんいらっしゃると思いますが、

抜いたオイルを見た方はいらしても、

今現在、車のAT内に挿入されているオイルを見たことのある方は少ないのではないでは?

毎回言ってますが、

「交換することは手段であり、ATFをきれいにすることが目的」

交換したことで、安心するのは早いですよ。

 

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追加で、

「ワコーズ RECS」

のご注文をいただきました!

最近、人気メニューの1つです。

全ての作業終了後、お客様と一緒に試乗へ。

 

明らかに加速がスムーズになり、

変速も滑らかになりました。

お客様にも実感していただくことができ、

嬉しい限りです。

高速道路に乗ったら、更に違いを体感できると思います。

 

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試乗から帰ってきたら、最後に漏れの確認です↑

そりゃそりゃそりゃ!のおかげもあって完璧です(笑

全部で約3時間30分の作業時間でした。

 

今回は、作業風景を見たいとのご希望でしたが、

遠くからお越しの方は、無料で代車のご用意がございますで、

是非、三浦市での観光をお楽しみください。

 

試乗中にいろいろとお話しさせていただいたのですが、

トルコン太郎でATF交換をしてくれる場所を探しても、

東京や埼玉しかなく、横浜では見つからなかったそうです。

 

実際「横浜 トルコン太郎」でググっても、

知恵袋で、「どなたか横浜でトルコン太郎で交換してくれるお店を知りませんか?」

みたいな結果になります。

トルコン太郎を導入しているディーラーや整備工場はあると思いますが、

実際に、過走行車への作業を行っているお店は少ないのではないでしょうか。

あとは、ブログ等で宣伝や紹介をしていないと、見つかりませんしね・・・・。

港自動車は導入して4か月ですが、

大変うれしいことに、月15台前後のATF、CVTFの交換依頼を承っております。

とはいえ、まだまだトルコン太郎での交換は経験値不足ですが。

今回のお客様は本当にいろいろなことを調べていらして、

スズキ車は圧送式交換ができない車種が多いことも(これについてはまた後日詳しく)

御存知でした。

トルコン太郎に行き着く方は本当にATF交換に関して調べてからいらっしゃるんだと思います。

そんなお客様のご期待に応えられるようにこれからも精進します!

 

帰り際に、

「みんカラもやったほうがいいんじゃないですか?」

と、ご提案いただきました。

んんん~、ブログにフェイスブックに・・・・・

「だいたいここで下調べしてますよね~」

 

検討します!
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