トヨタ ハイエース 200系 平成25年式 ATF交換 完全圧送式

お久しぶりです!

ほんとうにお久しぶりです。

2ヶ月ぶりの更新となってしまいました。

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という、ブログの下書きを書いてから

さらに3ヶ月が経っていまい・・・

 

5ヶ月ぶりの更新となってしまいました(笑

5ヶ月も一体何をしてたんだ!

と、突っ込みたくなる気持ちもわかります!

5ヶ月もありゃ9月に生まれた子供の首も座っちまうぞ!!

って、なんの例えでしょうか(笑

えぇ、もちろんただ単にサボっていたわけではないんですよ。

・・・・・・

・・・・・・9月は業界の半期決算ッ!

子供の運動会ッ!

地元の活動行事のピークッ!

なぜか仕事も常にギュウギュウッ!

10月は記憶が残っていません!

11月は結果的に仕事が一番多い月に!!

で、いまココ!!

 

少数精鋭でやっているため(自分で言うか?w)

日ごろお世話になっている地域のお客様に対しての車販、車検、整備などの業務がどうしても最優先となってしまいます。

もちろんご予約を入れてもらい、順次対応させていただいていますが、

車検切れたら乗れなくなるし、なぜか車はよく壊れるし!

というわけで、ATF交換のご予約をなかなかお客様のご都合に合わせて受けることができませんでした。

・・・・・・・・いや、できていませんッ!

申し訳ございませんッ!

もちろんスケジュールがあったお客様には施工していましたが、

以前のように高ペースではできていません。

スタッフを増やすことができれば、

もう少し回るようになるとは思うのですが、

そう簡単にはいきませんしね・・・・

 

とにもかくにも、最近やっとブログ更新意欲が出てきたので

こつこつ記事をご紹介してきたいと思います。

では、気を取り直して!!

さて、本日ご紹介のお車は、

010

トヨタ ハイエース 平成25年式 51000Km

 

まさかの2年で5万Km越え!!

通勤車兼倉庫代わりといった感じで、

お仕事に使われているそうで、

荷室に重量物満載で毎日現場へと走らせているそうです。

 

車検はすでに済ませてきてからのご来店だったのですが、

どうせATF交換やるならキッチリやりたい。

と、当店のブログまでお越しいただき、ご来店へとなったようです。

乗り換え前もハイエースをお乗りで、その時は特にATFに異常がでたわけではなく、今回も何か違和感等を感じたわけではないのですが、

5万Kmも乗っていて汚れていないわけが無い!

長く大切に乗りたい!

ということで、完璧に新油に入れ替える方向で、

お話を進めさせていただきました。

 

今回もやっぱりディーラーじゃお願いしても、

不具合がないなら交換必要ありません。

と、突っぱねられたそうです。

 

ここまでATF無交換を貫き通すのもの見事ですが、

不具合出たらやってくれるんかい?


それではまずはトルコン太郎ちゃんと合体!

入替用のホースを2本接続します。

003

 

余談ですが、ハイエース定番の強化スタビライザーも装着されていますね。↓

 

002

 

ハイエース乗りの方には有名な話ですが、

この200系ハイエース、

純正の足廻りのままで横風が吹くと、

まともに走れない!!

ベイブリッジなんてとてもとても・・・・

ベテランでも両手でしっかりハンドルを握ってないと

風にもっていかれるそうです。

噂によると、一つ前のハイエースから今のハイエースにモデルチェンジをするときに、

7、8人乗りの乗用タイプのハイエースをラインアップから消し去っちゃったのんですよね。

その理由が、アルファードが売れなくなるから。

んで、新しいハイエースは貨物タイプしかないのだから足廻り強くなくていいよね?

ってことで、足廻りをバッサリと・・・・・

あくまでも噂ですが(笑

話がそれましたが、200系ハイエースを乗っている方で、

「ふらついて乗りづらいよ~」

という方は、スタビライザーの装着を検討してみてください。

劇的に変わりますよ!

001

それでは本題の

ATFの完全圧送式交換の続きです。

今回は写真を多めに撮ったので、

写真祭りとイキマスヨ!!

5万Km走ったハイエースのATFがどれだけ汚れているか楽しみです!!

では、8リットル一気にイキマス!!

スタートボタン、ポチッとな!!↓

 

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予想通りの汚れ具合↑

赤身は残っているものの透明度はありません。

笑点風に言えば、

「円楽さんの腹の中のように真っ黒です。」(そんなネタあったよね?)

常に重量物載せているためATに負担がかかっているとはいえ、

5万kmでこれぐらい汚れているんですよ!

新油との比較↓

奥の赤い透明の筒が挿入前の新油のATFです。

汚れ具合が一目瞭然ですね。
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引き続き、圧送交換を進めていきます↓018 019 020 021

赤身が戻ってきました。

交換効率の高いトルコンタオルでもでも、

中々、AT内に残っている汚れを取りきることができません。

再び、新油と比較↓

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一回目の比較と比べると近づいているのがわかりますね。

で、一回目終了↓024

 

今回は、お客様のご希望で、

新油に総入れ替えということで、

プレ洗浄×2回

その後の本命オイルにワコーズ ハイパーS

のコースでいきます。

洗浄一回目、使ったオイルは

何度も当ブログで何度も登場している、

アイシン精機製ATF AFW+↓

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AT製造メーカーであるアイシンが作っているATFです。

トヨタ純正油と同等油です。

何度も書かなくても分かっているよと、友人に突っ込まれたのですが、

初めて当ブログに来られた方が、

一番初めにこのページを見る可能性もあるんですよ~

なので、

くどいw

と思いかもしれませんが、

くどく説明させてくださいw

 

そのまま、ミッションクリーニングモードへ突入↓

(いつも思うんですが、なんかパチンコの確変みたいな名前ですね)

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クリーニング中のATFをどアップで↓027新油とクリーニング中のATFの比較↓

029暗くない?という声にお応えして、

フラッシュたいてもう一枚↓

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まだまだ、汚れていますね。

「クリーニングって必要なの?」

とお客様から聞かれることが多いですが、

これ、結構重要な作業なんですよ。

8L入れ替えてもこんなに汚れています。

ATの内部やらパイプやらにこびり付いた汚れやスラッジが

大量に残っている証拠です。

クリーニングモードでトルコン太郎のフィルターを通して、

ATFを循環させることで、

ATF内の汚れを徐々に落としていくことができます。

落とした汚れは特殊フィルターでキャッチ。

ATの中には戻しません。

 

では2回目!!

ここでも一気に8L!!

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透明度が出てきたことがわかります↓043 044 047 048

ここで参考に新油のアップ↓050

・・・・当たり前だけれども、キレイだ(笑

 

同じくクリーニングモードへ↓

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まだ少しだけ黒っぽいですが、

赤み、透明度ともに戻ってきてます。

この後にもう一回本命オイルで入れ替えを行うので、

最終的に98%ぐらい入れ替わっていると思っていいと思います。

 

・・・・・・ドンッ!

 

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本命オイルはこれ↑

ワコーズ最高級オリジナルATF ハイパーS

知る人ぞ知るATFです。

関係ない情報ですが、うちのオヤジ(初登場?)は昔からこのオイルにゾッコンです。

 

054

 

・・・・「囚われのペール缶」↑

あほみたいなこと言ってすみません。

では、入替まっす。

ちなみに

こんな感じで、

抜きながら入れている様子が数値でわかります↓

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ラストの本命オイルの交換風景は、

簡潔に!!

 

さんっ!↓


055

にぃっ!↓056

いちっ!

ドン!!↓
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どうだ!

この透明度!

えらいのはトルコン太郎様ですが。

新油と比較。いい感じです↓

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今現在、AT内を流れているATF↓062

 

新油↓

 

 

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なぜか、斜め下から写真(笑
065

 

ホース類をもとに戻して一緒に試乗走行へ・・・

感想は・・・・

予想通り、、、

大きな変化なしッ!!

もちろん走り出しや変速時の滑らかさがよくなったのはありました。

が、交換前からATに異常があったわけではなかったので、

大きな変化が無くて当たり前っちゃー当たり前なのですが。

 

 

それでも写真を一緒に見ながらご説明しているので、

「キレイなオイルに入れ替わっていることが、

確認できているので、安心して乗れることが一番です」

と、仰ってくださいました。

そうなんですよね。

いくら時間かけて丁寧に作業して、たくさんのATFを使用して交換を

しても、

「ハイッ、できました!ありがとうございました!」

じゃ、お客様も実感できないですよね。

今回も、ブログに乗せているのは一部ですが、

全部で70枚以上を作業中に撮影しています。

1円にもなりませんが、

お客様が安心を得られるのであれば、

お金には変えられません。

しかも、今日初めてご入庫するわけですし。

 

「うちの作業が信じられねぇのか!?」

って感じのやり方も、

僕個人としてはそんな職人気質は嫌いではないのですが、

お客様はATFの交換だけが目的はなく、

交換して安心して長く乗れることが目的なのです。

その目的の達成のためには、

こういった画像を使用した説明は欠かせないと思います。

 

 

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今回はハイエースでしたが、もちろんレジアスエースでも

全く同じ作業が可能です。

仕事で使われていることが多いハイエースですが、自分が想像していたよりもほかの車種に比べて入庫が少ないです。

基本丈夫で壊れない車種なので、不具合が少ないせいかもしれません。

それとも、仕事車と割り切って交換自体をする方が少ないのかもしれません。

今回、2年5万kmのATFを見ていただいてわかるように、

どちらにしても、常に重量がある状態で使っている車は大きな負担がATFにかかっています。

不具合が出たら、ほぼ間違いなくAT本体の交換をしないと解決しないと思います。

エンジンオイルと同様、定期的な交換をおすすめします。

長く乗りたいならなおさらですよ!!

 

 

今回は、横浜は戸塚区からお越しいただきました。

相模原、伊勢原、大和、横浜、川崎、横須賀と

神奈川県内各地からご来店いただいています。

今までになかった、遠方からの人や車と出会わせてくれている

トルコン太郎ちゃんに感謝しつつ、今日はこの辺で失礼します。

長文、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

あ。9月に第2子の長女が生まれました・・・(´ω`*)